カテゴリ:MAT( 22 )

Viscera & Muscle

内臓マニプレーションを学んだ時に、パートナーになった方の可動域を事前にチェックして、内臓にアプローチした後にどうなるかをチェックしていました。すると、そのエリアに関係する筋肉の働きも良くなり、可動域もあがっていたので、興味深いな、と思っていました。

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その後も機会があったら試しているのですが、内臓のエリアを触ってあげると、その周りの筋肉の働きも良くなるようです。例えば、胃の周りの癒着が取れると、左の大腰筋の働きも良くなり、股関節の屈曲と外旋も向上するといった感じです。内臓と筋肉が反射的に関係している事はもちろん知っていましたが、構造的にここまでリンクしているという事は知らなかったので、また一つ新しい発見があった感じです。

MATでは、食べたものや薬などによって筋抑制が起こるという事が確認されるのですが、内臓に負担がかかり機能低下や炎症が起こる事によって、神経的な問題だけでは無く、構造的にもその周りの筋肉群に影響が出るという事が考えられます。自分自身、アルコールを自分の許容量よりちょっと多めにとってしまった次の日は、肝臓の辺りの動きが悪くなるのは気づいていました。それに伴い、顕著に外腹斜筋なども抑制されてしまいます。身体が捻れている感覚や、軸が通らない感じが出るのも辺り前ですよね。身体は正直です。

さて、結論としては、食生活がやはり大事!という事でしょう。でも、付き合いで飲まなきゃいけない日もあれば、今日を乗り切る為に過剰にカフェインを摂取してしまう日もあるでしょう。その後に調子が悪くなったりした時は、一度身体のどこに負担がかかっているかを確認し、リセットしてあげると良いんじゃないでしょうか?
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by hiroisu | 2012-06-20 14:25 | MAT

MAT & Kinesio Tape

現場の良い所は、数がみれること!普段の一時間程度かけて身体全体を良くしていくというよりは、限られた時間と決まった症状がある中でそれを改善することの方がゴールになってくるので、色々試しています。急性期でも、ロルフィング的なタッチでアラインメントを治して良くなる時もあるし、筋挫傷・肉離れなどはMATがパワフルです。

Muscle Activation Techniques(MAT)の強みは、どの筋肉と可動域に問題があるかをかなり明確に把握できることです。足関節の底屈で痛みがある時、どの底屈筋に問題があるかをチェックできます。例えば、腓腹筋の内側・外側や後脛骨筋ではなく、長腓骨筋だということが分かるのです。その筋肉を刺激して、筋出力が上がり(強くなる)、可動域がでて、痛みが消えたら、ほぼその筋肉が原因だと言えるでしょう。ただし、練習などで強い負荷がかかると、一度刺激して活性化した筋肉もまた抑制されてしまうことがあります。そこで、補助的に特定の筋肉に沿ってキネシオテープを貼っています。これが思っていた以上に効果がありそうなので、これからも試していきたいと思っています。本来、キネシオテープは筋肉の補助的な役割で使われるものですからね。直線的な動きだけではなく、回旋を加えて補助してあげるのが大切なんだろうと思います。これから、テープとアラインメントの関係も徐々にみていきたいですね。
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さて、宣伝目的でこの記事を書き出した訳ではないですが、どうやってテストするか、どこを触診して筋肉を刺激するのかに興味がある人は六月にセミナーを企画しているので、是非ご参加下さい。
http://thinksports.jp/2012/04/1522/
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by hiroisu | 2012-05-09 12:29 | MAT

Last Workshop

今週末、MATはLower ExtremityのMaster CourseをDenverで行っていましたが、
それには参加せず、その代わりに、日曜日だけの講習会に行って来ました。

Greg Mackという、元Nuclear EngineerであるMAT Specialistの、
MAT Decision Makingというクラスです。
彼の噂は聞いていたし、Internshipを教えているMattに聞いた所、
良い講習会だよ!という事だったので、
今日参加した訳ですが、かなり期待外れでした。

内容としては、どういうthought processで
患者を評価、選んで行くかというもの。
結局、実際のテクニックの部分は全く話しが無く、セオリーのみ。
Don't take a riskっていうのは分かりますが、
そこまでConservativeにやるのかい?!って感じでした。
実際に患者を治療するまでに3セッションかけるそうです。。。
3セッションあったら、既にかなりの人は効果が出ているか、
その時点でMATでは効果が無いと分かると思うんですけどね。
3回ですよ!3回!
1回で結果を出す為に今までやって来ている自分的には、
3回あったら、かなり嬉しいです(笑)。

少なくても、僕が今までやって来た環境では無理だし、
これからも彼のようなアプローチをするつもりは全くありません。

MATを最も効率的に受けるには、君はフットボールを辞めないと駄目だね!
なーんてNFLの選手に言ってたら、誰も選手は来ませんよ(苦笑)。
ATだったら、即刻首になります(汗)。

実業団の選手に、それじゃ、はじめの3セッションは、
質問と、説明と、可動域のチェックで、
実際の治療は4回目からね。
なーんて言ってたら、もう来なくて良いです。
と言われるでしょう。

つまり、彼はそういうチャレンジ、
与えられた環境の中で出来る事をやるというよりは、
結果が出る患者さんを選んで
セッションをしていくという方法を選んでいる訳です。
絶対に失敗が許されない、Nuclear Engineerならではの発想なんでしょう。
確かに、その方が賢いのかも知れませんが、
僕はちょっとリスクがあっても、チャレンジングな方が良いかな。

明日最後の地方大会がある高校球児とかが来たら、
その場で診てあげたいですもん。

Boulder滞在中最後の講習会だったので、残念です。
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by hiroisu | 2008-11-17 08:57 | MAT

Denver Internship XVI

僕は、Denver Internship XIVの卒業者です。
この春からも一つInternshipが始まり、
先週末から、新たにXVIが始まった訳です。
Internshipというと、良く分かりませんが、
ようは、MAT Specialistになる為のコースの事です。

僕は日本人一人だったんですが、
今回のInternshipには、友人二人が参加しています。
一人は、僕の元に連絡を取ってくれて、
数ヶ月前に実際MATを受けに来たATC。
もう一人は、僕のISU繋がりの友人ATCです。
そう、二人共ATCなんですね。

そんな訳で、
土曜日の夕方にデンバーのInternshipが行われるホテルに行って、
皆で食事に行って来ました。
二人共、2日間だけなのに、質問一杯(笑)。

僕も丁度去年の今ごろはじまって、
色々と疑問があったのを覚えています。
うーん、一年、早いもんだ。

日本人MATCSは、まだ少ししかいないので、
中々日本人同士でこういったMAT Talkは出来無いので、
楽しい一時でした。
AT話も勿論しましたしね。

二人共、頑張ってもらいたいです。
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by hiroisu | 2008-09-29 08:08 | MAT

Knowing vs. Understanding

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Foot Function Class、終了しました。
面白かったです。
また新しいアイディアが一杯浮かんで来ました。

とりあえず、3日間ひたすら足の事を考えていたので、
大分スッキリして来ました。

でも、今回のa-ha- momentは、
知っているのと、理解しているのとでは、
全然違うなぁ、、、という事ですね。

一般には、足首、Ankle Jointと呼ばれる関節も、
Talocrural Joint、Subtalar Jointの二つで機能しているというのは、
OSUの時にも散々やりました。
Axis of RotationがOblique Axisなのもやっていて、
だからTriplanar Motionなんだよ~っていうのも、聞きました。

今回、Talocrural JointのAxis of Rotationは、
Sagittal Planeから82°、Frontal Planeからは20°と教わりました。
そこまでは、情報としては、Undergradの時にも習っていたはずなんです。
つまり、知ってはいたんです。

さて、ここでちょっとAxisのおさらい。
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Sagittal Planeから90°だと、
Horizontal (Mediolateral) Axisになって、
True Flexion/Extensionの動きが行われます。

Frontal Planeも同じで、Frontal Planeから90°だと、
Horizontal (Anteroposterior) Axisになって、
True Ab/Adductionが行われます。

逆に、Sagittal/Frontal Planeから0°、
つまりは、Transverse Planeから90°の場合、
Vertical (Superoinferior) Axisになって、
True Internal/External Rotationが行われます。

これも、散々UndergradのKinesiologyで習いました。
つまり、これも知っている情報なんです。

でも、今までそれを一緒に考えた事が無かったんですね。。。

だぁ~~~~!!!!!

つまり、Sagittal、Frontal、Transverse Planeから、
それぞれ45°だったら、全ての動きが均等に行われる訳です。
例として、Sagittal Planeから45°だと、Transverse Planeからも45°なので、
Flexionした際にはInternal Rotation(これはAxisの向きによりますが、、、)、
Extensionした際には、External Rotationが、1対1の関係で行われる訳です。
Sagittalから30°の場合、Transeverseから60°なので、
1対2の割合になる訳です。

今まで、三つのPlaneはもちろん知っていたんですけど、
その関係を考えた事が無かったんです。
Sagittal、Frontal、Transverse Plane、
それぞれ90°の関係なんですけど、
Sagittal、Frontalは、Vertical、
TransverseはHorizontalなんですよね。
つまり、Transverse Planeから、1°でもAxisがずれた時点で、
回旋運動が発生するからじゃん!
という事に気付き、一人でエキサイトしていました。
だーから体は回旋しながら動くんだな、、、と改めて納得(笑)。

そして、そうやってAxisを見ていくと、
なぜTarocrural Jointでは、Planter/Dorsiflesionの方が
Inversion/Eversionより行われ、
Subtalar Jointでは、Inversion/Eversion、Abduction/Adductionが、
ほぼ同じ割合で行われるのかも理解出来ました。

まぁ、Engineerの人達には、当たり前のコンセプトなんでしょうけどね。。。

そう、、、知っているだけでは駄目なんです。
ちゃんと理解して初めて応用も出来るし、
使えるようになるんですよね。。。

理解しておくと、考えて、論理的に答えを導き出せるので、
丸暗記する必要も無くなります。

何はともかく、、、完全に数学でした。
中学、高校である程度数学を勉強しておいて良かった(笑)。
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by hiroisu | 2008-09-22 08:46 | MAT

Advance Foot Function

今週末は、MATのAdvance Foot Functionです。
その名の通り、Foot!足ですね。

Internshipでも足のテストは習いますが、
今回のWorkshopでは、Mechanics、ROMと、
さらに突っ込んでやって行きます。

Supination(回外)、Pronation(回内)と言っても、
各運動軸によって、動きが変わってくるので、
ややこしいです。。。
足!と一言に言っても、一杯関節がありますから、、、。

一般に言われるPronated Foot(扁平足)でも、
Closed Chainの時に各関節を見ていくと、
実はSupinationしている関節もあったりします。

大学院でもやったし、
この前の、Rolfing Annual Meetingの時の、
Micheal Salvesonの時にもやりましたよ。
カパンディも何回読んだ事か、、、。

それでも、ややこしいものはややこしいんです。
でも、やはりやればやるほど、繋がり、関係が明確になります。
まぁ、そんな訳で、昨日今日は、
足のモデルを手にしつつ、脳ミソフル回転。

今日、久しぶりにSubtalar Neutralを、Weight Bearingで見つけて、
かなり自分の思っていた感覚と違う事を知りました。
そんな訳で、ちょっとその感覚で遊んでいます。
この辺は、Rolferだから出来る裏技(笑)。
ん?マニアックすぎるか???

今日の後半から、実際にROMをテストして、
筋肉もテスト、治療も始めたので、
明日本格的にどうなるか楽しみです。

これは、MAT Internshipが終わった人のみ
参加できるクラスの良い所ですね(笑)。

今日、早くも僕のパートナーは、
20°ぐらい制限があった背屈が改善されました。
前と後の差にビックリです。

やっぱり面白いよなぁ。
でも、MAT Specialistは、
姿勢の悪い人が多いのが気になるね(笑)。
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by hiroisu | 2008-09-20 18:52 | MAT

MAT as evaluation

MATは、可動域と筋力をテストするテクニックですが、
MATを知ることで、ATC的には評価にも使えます。

この夏に、二人足部の痛みがあるランナーを見ました。
まずコーチが心配するのは、疲労骨折。
評価の際には、場所的なもの、触診などで疲労骨折の可能性を探る訳です。
チームで働いているATCだったら、そこで骨折の疑いがある場合、
レントゲン、またはCAT Scanという流れになるでしょう。

しかし、日本の実業団でこちらに来ているチームの場合、
そういう訳には行きません。

そこで、もう一つのアプローチ。
MATでまわりの筋肉の機能を向上させて、どう痛みが変わるか診る。
それで痛みが減少した場合には、
筋肉から来る問題だという可能性が高くなりますよね。

後は、触診のレベルも上がるので、骨の触診をした時に、
それが筋の付着部なのか、骨と骨の間の靭帯なのか、
骨なのかもより分かるようになります。

自分的には、疲労骨折やシンスプリントなどの問題は、
基本的に筋の働きが悪くなって起こる問題だと思っています。
オーバーユーズ系の問題は、
使いすぎ→特定の筋肉シャットダウン→
バイオメカニクスの崩れ→骨や骨膜へのオーバーストレス
という流れだと思いますから。。。

さて、では疲労骨折がある際にも、筋機能が向上したら、
痛みが減る事はあるのか?
という疑問があると思います。

僕は、あると思います。
極端な話、疲労骨折していても、まわりの筋肉が確り働いていて、
痛みが出ないのであれば、そのまま練習を続けても大丈夫だとも思います。
疲労骨折のある部位にストレスがかからない状態を作ってあげたら、
動いている方が治りは早い訳ですから。
もちろんこのようなケースの場合、
コンスタントにMAT Specialistが筋力をチェックしなければいけませんけどね。

そんな訳で、ATCとしてMATを知っていると、
かなり強い武器だなぁ、と思います。

今ふと考えたら、日本人でATC+MAT Specialistなのってまだ僕だけなんですね。
今度のInternshipには、
二人日本人ATCがMAT Internshipに参加する事になっています。
これからもっと増えて来ると面白いだろうなぁ~。
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by hiroisu | 2008-09-12 11:33 | MAT

MAT Jumpstart

今週末、MAT JumpstartのTrunk & Spineでした。
相変わらず、Rolfing→MATと、良い感じで続きます。
前回はSourcePointのすぐ後だったしね。
この、両方が上手い具合に混じりつつ進んで行くのは、良いですね。
スケジュールは結構キツイですが、、、。

さて、自分のBlogのMATのカテゴリを見返したら、
JumpstartとInternshipについて説明していなかったので、
ここで軽く説明しておきます。
MATのWebでは、ハッキリ言って違いがあまり分からないと思うので。。。

まず、MAT Certified Specialistになる為に必要なのは、Internshipです。
Internshipでは、10ヶ月に8回、週末3日間の講習があります。
Internshipで習う事は、ROM、NPR Muscle Test、Muscle Palpationをはじめ、
MAT Thought Process、Muscle Biomechanicsなどを習います。
Internshipでは、1回目から8回目まで続けて取る事が必須です。

Jumpstartの方は、土日の2日間です。
Lower, Upper body、Trunk & Spineの三つのコースがあります。
これらは、順番に取らなくても大丈夫です。
つまり、Lower, Upperのクラスを取っていない人でも、
Trunk & Spineを取る事が可能です。
つまり、都合が良い時に、都合が良い場所で行われているJumpstartが取れる訳です。
Lower, Upper, Trunkの順番で取った方が理解はしやすいでしょうけど。。。
Jumpstartでは、ROM、NPR Positional Test、Isometricsを習います。
つまり、ROMでLimitationを見つけたら、
その後にNPR Muscle Testを行うのでは無く、
そのROMに関係するPositionでNPR Testを行います。
Muscle Inhibitionを治すのにも、Palpationではなく、
Isometric Contractionを使います。

Internshipを終了した人達には、Jumpstartの内容の90%ぐらいは復習です。
しかし、Jumpstartで習う事で、Internshipではカバーしない事も多少あるので、
MATはJumpstartを取る事も勧めています。
僕の場合はそのケースでした。
JumpstartをInternshipより先にとる場合、
MATのコンセプト、ROM、Testing Positionの基礎を覚える事が出来るので、
Internshipの時に楽かも知れません。
それと、MATに興味はあるけど、Internshipを始める前に、
MATがどんなものか経験するにも、良いと思います。

以上、JumpstartとInternshipの違いでした。
ちなみに、NPRは、NeuroProprioceptive Responseの略です。

今回のTrunk & SpineでJumpstartの三つも終わり、
Internship、Jumpstart共に終了して一区切りです。
また9月にMATのFoot Functionのクラスがあるので、それは取りますが、、、。

何はともあれ、その9月のFoot Function、
10月のRolf MovementのPhase IIまでは、
講習会の類は無いので、しばらくセッションの方に集中できそうです。
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by hiroisu | 2008-08-17 19:58 | MAT

MAT Certified Specialist

もう、遠い昔の事のようですが、
MAT Finalの結果通達が今日電話であり、
無事にパスしました。

そんな訳で、日本人三人目のMAT Certified Specialistとならせて頂きました。
また資格が一つ増えたね。
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by hiroisu | 2008-08-06 14:56 | MAT

Jumpstart Upperbody

Rolfing、MATと交互にクラスがある流れは、
今だに続いているようで、
SourcePointが終わった次の日、土曜日と日曜日は、
MATのJumpstart、Upper bodyでした。

始めに行われるLectureは、Lower Bodyとほぼ一緒だったので、
かなりボーっとしていました。
Upper BodyのJumpstartの内容は、凄く使いづらそうだなぁ、、、と思いました。

Internshipで習う、
ROM→Specific Muscle Test→Palpationの方が、
効率が良いのが分かります。
ちなみに、Jumpstartの場合、
ROM→Positional Muscle Test→Isometrics
という流れになります。

その筋肉をテストするのか、
そこのポジションで機能する筋群をテストするのか、の違いです。

日曜日に、散々Positional Testをしたので、
次の日は、案の定肩が筋肉痛、、、。
MATを実際にやる分には良いんですけど、
MATのクラスでは、Muscle Testしまくる上に、
Weaknessがあっても全て改善する訳では無いので、
結構体のシステムにストレスになるみたいです。

何はともあれ、後Jumpstartも来月のTrunkだけとなりました。
MATの試験結果はいつ来る事やら、、、。
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by hiroisu | 2008-07-23 00:26 | MAT