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What do you believe?

さて、結構前から書きたいなぁ、、、
と思っていたネタですが、長くなりそうなのと、
時間がかかりそうなので、今日まで書かないでいました。

タイトルの通り、何を信じるか、という話です。

きっかけは、宗教の話から。
アメリカはキリスト教の人が多いのは、皆さんご存知でしょう。
テキサンズの選手でも、キリスト教徒は沢山います。
キリスト教を信じている人達は、
進化論などは本当に頭から信じないんですね。
人間は神が創ったモノ、崇高なものなんだと心から信じています。

さて、僕はというと、特別な宗教はありません。
無信教者です。
あえていうなら、科学と、
自分の頭の中で論理的に納得いくものを信じる、
という感じでしょうか。
クリスマスはお祝いするし、お葬式は仏教。
一般的日本人といっても良いのでは無いでしょうか。
さて、では自分の頭の中で信じているものはどこから来たのか?
と考えてみると、両親、学校教育などで培われた、
日本国の道徳、常識から出来ていると思います。

さて、話しはそれますが、
進化論を信じないと言われた時に、
あなたはどういう反応をしますか?
僕は初めてそういう人に会った時、
彼が本当にそれを信じて言っているんだと、
信じられませんでした。

では、立場を逆転してみましょう。
あなたがキリスト教徒で、生まれてから今までの人生で、
人間は神が作り上げたもの、アダムとイブの祖先だと信じています。
それを全く信じない、と言われたら、どう思うと思いますか?
僕達が進化論を信じない人に対して持つ感覚と同じものを、
キリスト教の人は感じると思います。

つまり僕も、特別な宗教は無くても、
何かの概念、考え、信念が根本にあるという事です。
多分、人は信じるものが無いと生きていけないか、
気が狂ってしまうのでは無いでしょうか?

宗教、心理学に関しては素人なので、
詳しくは述べませんが。。。

長くなりましたが、これが前置きです。

さて、本題、ここに書きたかった事はというと、
トレーニング、マニュアルセラピーなども、
宗教と同じようなものだと僕は最近思うんです。

トレーニング、どれが一番良いトレーニングか、
分からないじゃないですか?
スロートレーニング、パワートレーニング、初動負荷、コアトレーニング、
ヨガ、ピラティス、その他、いくらでもあります。
科学的にリサーチで証明されていたとしても、
本当にそれが良いとは限らないですよね。

マニュアルセラピーにしても、
マッサージ、トリガーポイント、ジョイントモビライぜーション、
PNF、MET、SCS、MWM等など、
普段僕が使うだけでも色々あります。

他にも、ボディワーク、アプローチ方法として、
Alexander Technique、操体法、Rolfing、
Movement Impairment Syndromeなどなど、
色々興味深いモノもあります。

本などを出していて、第一人者となっている人達は、
ある意味宗教の教祖様ですよね。
それを信じているから、そういう風になれるんだと思います。

さて、僕はというと、
未だにこれだというものがありません。
ここでも、無信者です。
一つのテクニック、トレーニングが、
ある状況には適している時はあっても、
それは状況次第になる場合が多いんです。
そういう時に、頭ごなしに一つの事だけ信じ込んでいて、
視野が狭くなっていると、周りが見えなくなります。

少なくても、アスレティックトレーナーは、
一つの事のスペシャリストである必要は無いと思うし、
色々な状況に対応できるべきだと思います。
でも、一つ、あるいは複数であっても、
信じているものがある方が楽だとも思います。

今の僕は、テキサンズで主に使われている、
PESのコンセプトを中心としたものを基本的には信じていますが、
これを完全に信じる、というものではありません。
改善の余地はあるし、もっと知りたい事も沢山あります。
最近改めて勉強していて、今は色々な情報が入り混じっていて、
少しずつ整理して、どれのどこは自分の考えに合うのか、作業途中です。

さて、ではトレーニングなどの基礎はどこにあるかというと、
解剖学だと僕は思います。
解剖学、機能解剖学、運動生理学を知っていれば、
どこでどういうアプローチをするのが一番良いか、
論理的に選択できると思いませんか?
改めて解剖学の本を何冊か読み出して、
新しい発見、アプローチを見つけたり、
逆に混乱したりしています。

何が一番良いのか。
何の信者になるのか、、、。
教祖になる気はありませんが、
自分の中で納得のいくものを見つけたいです。

うっすらと、自分の中で見えてきているモノはあるんですが、
それが本当に正しいものなのか。。。

でも、それは自分が成長すると共に変化するはずです。
つまり、一生それは見つからないのかも知れませんね。

by hiroisu | 2007-04-12 19:51 | Diary

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