Jones Fracture

たまには、タイムリーな話題。
日本代表のサッカー選手、香川選手が残念な事に骨折。
第五中足骨という事で、所謂ジョーンズ骨折です。
a0021482_0174266.gif

この怪我は、僕も思い出があります。
OSUでまだATSとしてトレーニングルームに出入りしていた時、
足が痛いといって来たチアリーダーの子を評価したのが僕でした。
僕が評価した時は足関節の捻挫かな?
と思ったんですが、ヘッドトレーナーが評価したら、
実は第五中足骨が折れていて、
評価の時にまずは骨折の有無を確認するという事を、
実際に学んだケースでした。
それ以来、内反捻挫などのような場合でも、
必ず第五中足骨・腓骨の骨折からチェックしていました。
彼女の事も今だに覚えています。

そして、もう一つ印象に残っているのが、
テキサンズ二年目のキャンプ中に仲の良かったCBが同じ骨折をした事ですね。
ジョーンズ骨折は、手の舟状骨と同じように治り辛いと言われている骨折で、
彼のケースではすぐに骨をピンでとめたんですが、
過重→ファンクショナルな動きまで回復するまで時間がかかりました。
新しいコーチの元、調子も良く練習に望んでいた矢先の怪我で、
彼もショックを受けていたのを覚えています。

今回の香川選手はどうするんでしょうか?
彼の動きは見ていて気持ちが良かったので、
アジアカップの決勝で見れないのが残念ですが、
焦らず、できるだけ万全の状態になってから復帰して欲しいですね。

さて、ついでにですが、、、
この怪我の時に今の自分がアプローチとして考える事を書いておきましょう。

まず、骨折した際に骨の繋がりが「切れる」のを繋ぎなおします。
これは感覚的なもので、
多分骨を形成する為のエネルギーを感じているのだと思うんですが、
何とも説明しがたいのです。
しかし、一度骨折した場所は、ほぼ確実に繋がりが悪くなります。
ちなみに、骨折した場所を教えてもらわず、
過去の骨折を当てた事もあるので、
その感覚はかなり確かなものだと思います。
SourcePoint TherapyのStick Figureを学ぶと、
それが分かるようになっちゃうのです(笑)。
切れていたのを繋げてあげると、感覚が良くなったり、
治りきれていなかった部分が治りやすくなったりします。

それから、第五中足骨には短腓骨筋が付着しています。
可動域的には、背屈中間位での外反にほぼ確実に制限が出るでしょう。
なので、まずはその可動域をだしてあげます。
次に外反と底屈に関わる筋肉もみて行く事になるでしょうね。

そして、第五中足骨が折れる程の衝撃が加わっているという事は、
短腓骨筋の起始である、腓骨にも影響が及んでいるでしょう。
なので、腓骨の位置を確認する。
その他の流れとしては、腓骨の上部に付着している大腿二頭筋から、
仙結節靭帯→仙骨への繋がり、
または腸脛靭帯を介しての繋がりもチェックしておきたい所ですね。
そんな事いっていたら、やっぱり全身になってしまうんですけど、、、(汗)

とりあえずは、第五中足骨の繋がり・位置と短腓骨筋の働き、
それから周りで代償しているであろう、
筋肉・筋膜群の働きを向上させてあげる事で、
治るのが比較的早くなっていくのではないかと思います。
[PR]

by hiroisu | 2011-01-28 00:28 | Athletic Training

<< Website Upper Body Work... >>