Neck
2010年 10月 27日
首は、首だけにネックになる事が多いんです。
なんて寒い親父ギャグはどうでも良くて、、、
最近、改めて「Spinal Manipulation Made Simple」を読み直していました。
何度も何度も読んでいる本ですが、
感覚が良くなるのに比例して、理解度も増している気がします。
初めて読んだのは大学院の時だった訳ですが、
当時は全然シンプルじゃないじゃん、、、と思ったのを覚えています。
今読んでも、んんん?!と頭をひねらなければいけない所も多々あるのですが、
大分スッと入ってくるようになり、
他人に説明しても混乱しなくなって来ました。
しかし、やはりこうして復習すると、
実際の施術の時も効率が良くなります。
今回の発見は、AAとAO jointを、
もう少し細かくみておかなければいけなかったな、という所。
AAはAtlanto-Axialの略で、環椎と軸椎、頚椎の1番と2番。
AOはAtlanto-occipitalの略で、環椎と後頭骨です。
AAはほぼローテーションですが、
AOは回旋と側屈が反対のType Iの動きをします。
今まで、環椎のモーションの確認だけで、上(AO)と下(AA)、
どちらの問題なのか細かくみていなかったな、と反省しました。
ところで、首ってどこまでが首だと思いますか?
頚椎の7番まで?
僕は、最低でも胸椎の2番、
肋骨の上部二つまでは首として捉えるようにしています。
ほら、この画像でも肋骨の2番まで載っていますよね?
前にある頚長筋は、T1〜3ぐらいが下位の付着部だと言われています。
横にある前、中、後斜角筋は肋骨の1、2番に付着しています。
後ろをみると、頚板状筋や半棘筋などはもうちょっと下まで降りていて、
T6ぐらいに付着します。
まぁ、T6ぐらいからを首としてアプローチしてあげれば
もっと良いのかも知れませんが、
少なくてもT2ぐらいまでは入れてあげようって感じです。
キーポイントは、肋骨の1と2番だと思います。
現に第1、2肋骨がずれている人はとても多いです。
ここがずれてくると、もちろん胸骨柄もずれて来ますし、
鎖骨にも影響が出てくるので肩の屈曲、外転にも弊害が出てきます。
鎖骨下筋の付着部でもありますからね。
ここは頚胸移行部なのと経絡的にも腕の経絡が交わってくる所なので、
手が張っている為に、この部分がはってくる人も多いです。
また、斜角筋の間を長胸神経が通っているので、
1、2番の歪みから斜角筋がスパズムをおこして、
神経を圧迫するケースもあります。
まぁ、そんな感じで色々な問題が起りかねない場所なので、
首と聞いた時に、少なくてもT2ぐらい、
そして肋骨も含めてあげて下さい。
自分はそんな感じでやってます。
なんて寒い親父ギャグはどうでも良くて、、、
最近、改めて「Spinal Manipulation Made Simple」を読み直していました。
何度も何度も読んでいる本ですが、
感覚が良くなるのに比例して、理解度も増している気がします。
初めて読んだのは大学院の時だった訳ですが、
当時は全然シンプルじゃないじゃん、、、と思ったのを覚えています。
今読んでも、んんん?!と頭をひねらなければいけない所も多々あるのですが、
大分スッと入ってくるようになり、
他人に説明しても混乱しなくなって来ました。
しかし、やはりこうして復習すると、
実際の施術の時も効率が良くなります。
今回の発見は、AAとAO jointを、
もう少し細かくみておかなければいけなかったな、という所。
AAはAtlanto-Axialの略で、環椎と軸椎、頚椎の1番と2番。
AOはAtlanto-occipitalの略で、環椎と後頭骨です。
AAはほぼローテーションですが、
AOは回旋と側屈が反対のType Iの動きをします。
今まで、環椎のモーションの確認だけで、上(AO)と下(AA)、
どちらの問題なのか細かくみていなかったな、と反省しました。
ところで、首ってどこまでが首だと思いますか?
頚椎の7番まで?
僕は、最低でも胸椎の2番、
肋骨の上部二つまでは首として捉えるようにしています。
ほら、この画像でも肋骨の2番まで載っていますよね?
前にある頚長筋は、T1〜3ぐらいが下位の付着部だと言われています。
横にある前、中、後斜角筋は肋骨の1、2番に付着しています。
後ろをみると、頚板状筋や半棘筋などはもうちょっと下まで降りていて、
T6ぐらいに付着します。
まぁ、T6ぐらいからを首としてアプローチしてあげれば
もっと良いのかも知れませんが、
少なくてもT2ぐらいまでは入れてあげようって感じです。
キーポイントは、肋骨の1と2番だと思います。
現に第1、2肋骨がずれている人はとても多いです。
ここがずれてくると、もちろん胸骨柄もずれて来ますし、
鎖骨にも影響が出てくるので肩の屈曲、外転にも弊害が出てきます。
鎖骨下筋の付着部でもありますからね。
ここは頚胸移行部なのと経絡的にも腕の経絡が交わってくる所なので、
手が張っている為に、この部分がはってくる人も多いです。
また、斜角筋の間を長胸神経が通っているので、
1、2番の歪みから斜角筋がスパズムをおこして、
神経を圧迫するケースもあります。
まぁ、そんな感じで色々な問題が起りかねない場所なので、
首と聞いた時に、少なくてもT2ぐらい、
そして肋骨も含めてあげて下さい。
自分はそんな感じでやってます。
by hiroisu | 2010-10-27 20:24 | Rolfing