Rolfing & Athletic Training

二回連続でRolfingとは?という話しでした。
日記というよりは、ロルフィングのブログになって来ましたね(笑)。

先週は、ATの友人が訪ねてくれたり、
現場で活動している人にセッションをする機会もありました。
ロルフィングのアプローチに興味があるけど、
実際にロルフィングのコンセプトを知ったり、セッションを受けると、
これをどうやって現場にいかせば良いんだ?
という疑問を持ってしまう人も多いようです。

それも当然。
見ているもの、求めているものが違いますからね。

現場では、ロルフィングのように全体のバランスを見て、
根本的な問題を解決していく時間はありません。
一人に一時間かけていては、回らないのです。
とにかく、目の前にある傷害、
怪我をいかに早く治すかという事に焦点がおかれる事が多いです。
しかし、そのプロセスを早める為に、
ロルフィングで使われるテクニックを使う事ができます。
筋膜リリース的アプローチで軟部組織の癒着を取る事もできるし、
インダイレクトテクニックで、関節のズレを治す事もできます。
身体の使い方を指導する事で、
エクササイズや動きの質が向上する事もあります。
大は小をかねるのです。
知らなかったら、使えない事でも、知っていたら、使える時もあるのです。

鍼でも、経絡治療、全体治療をしなくても、
局所的にアプローチしていって、痛みを取る事もできますよね?
それと同じような感じです。

ただし、人間というものは、より理想的な事や、新しい考え、
より理にかなった事を知ってしまうと、そこを求めようとしてしまいます。
しかし、ロルフィングで得られる身体の変化のプロセスには時間がかかるので、
現場でそれを行うのは無理になって来ます。
そうすると、罪悪感のようなものが生まれてくるんですね。
僕がテキサンズの時に考えていたのがそこです。
自分では、この選手が良くなるのを知っているのに、
時間の制限や環境、現場では、そこまでアプローチできない事に、
いらだちを覚えたりする訳です。
プロでそうなのに、大学、高校ではもっと無理なのは当然です。

でも、それはATとしては良くない。
ATにはATの役割があるのだから、
現場でできる事のレベルをあげていく事はもちろん必要ですが、
ATの領域を出ていく事は、自分以外の人に任せてしまえば良い。
現場の環境内では中々解決できない問題で、ロルフィングや、
他のテクニックが有効であると考えるのであれば、
それはそういった人達を紹介するというのが、
ATの役割だと思います。

ATは治療家では無く、完全なつなぎ役なのです。
幅広い知識を多方面に渡ってもち、
選手にとって最良のものを提供してあげる。
そして、それは必ずしもそのATがやる必要は無く、
本当の意味で優れたATは、他の人に任せるという事ができるATになってきます。

テキサンズの時に、僕はATとして仕事を続け、その役割を続けていくのか、
それとも自分自身がスキルアップする事で、
自分が持っている知識を生かせる環境で働くのかという事を考えていました。
ロルフィングを学ぶと決めた時点で、すでに決心はついていましたし、
今現在は後者の道に進んでいます。

自分が学んだ事や、知っている事を、
現場のレベルで使えるように砕いて講習会などでシェアしていくというのが、
ATなどに還元していける事だと考えています。
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by hiroisu | 2010-05-17 13:57 | Athletic Training

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